歳の終わりと「実家」

音沙汰もなく、1シーズンどころか1年を終えようする年の瀬、慌てて(?)ブログ更新のためにPC画面に向かっている。

 

これまで敢えて避けてきてしまっていた実家方面へのかかわりは、先のお盆の一件以降、実母の手術入院もあることから、テコ入れに入らなければならなくなった。

 

9月初めに手術をしたものの、実母の術後経過がよろしくなく、1か月以下の入院で済むはずの予定は2か月になり、
退院した11月以降、12月になってもなお、片道6時間かかる(!)実家の片付けと実母の身の回りの支度の為に3回通った。

 

関節の手術は内臓系手術とは違い、あからさまに日常動作に影響が出ることを目の当たりにし、決して軽く考えてはいけなかったのだと痛感している。 
ケアマネージャーさんの訪問を受けるような、要介護寸前の状態にありながらもなお、1人で暮らすことを望む実母のために実家リフォームも余儀なくされる事となった。

 

その実家リフォームに当たって、ムダにためこんだモノ・物・モノの数々の「物品整理」に私が当たることになった。


あらゆるものを残しておきたい実母となるべく改修に向けて、実家が抱え込む持ち物を軽くしたい私。
うまくなだめ、すかして、たしなめて、何とか実家の片付けを進めてきたのである。

 

年内のうちにある程度のカタをつけておきたかったのだが、
実母の集中力のなさと親自身がやっておきたいこと(墓参・買出し等)も同時並行で処理せねばならず、実際着手しなければならない箇所の片付けは「10分の3」程度しか進められずにいる。

 

元々集中力が続きにくいタイプな上、体力も手術以降ガタ落ちの実母と膨大にため込んでしまっているモノを相手に、本当に思うように進められないもどかしさとの闘いであった。

せめてもの救いは、実母本人にまだやる気を感じられることであった。


多分のこの断捨離は年明け以降春先まで続く見込みだ。
(何よりリフォームそのものの目処が全く立っていない…というか立てるに立てられないという点で実家の惨状がいかほどかというのを感じて頂けると思う…)

 

半ばうんざりしてはいるとはいえ、わかりやすく実家の様相が変化していく様には達成感はあるし、
私自身が未だ持ち出しきれなかったものや処分できなかったものも処分することになったので、それはそれで結果オーライなのかとも思っている。
(実際最初に片付けに着手した際に出てきた物の半分は私の物であった…)

 

そんな片付けにおいて、慌てて見出した「断捨離」の番組は心構えや士気を上げるのに大いに役立った。


「迷ったら捨てる」
断捨離において、そのことが一番の極意だと痛感している。

 

自分がいかに身軽に明るく、生きやすく生活を送ることができるのか?


それを実家の母親に伝えながら、自分にも言い聞かせながら、もうしばらく、実母と実母の生活に向き合って行かねばならないのだなと思うところだ。