ラクに書けるかわからないが、「私が」ラクに書ける方法

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先日、はてなブックマーク経由でこういう記事を見つけた。

www.yururimaaruku.com

記事で取りあげられている本は、特にブロガー界隈でとても良く知られた名著と名高い。

私も辺境ブロガーの一人として、文章術の本や記事はそれなりに読んできた。
しかし、この本は読んでみたいと思いつつ、まだ読めず・買えずにいる1冊である。
ただ、こちらの記事を読む限り「何気に似通っているようなことをやっているかも」と思い、妙に変な自信を得たところだ。

そう思えるのはこの記事を読み、実際この記事を元に継続しているからである。

media.lifull.com

昨年、はてなブックマークで見かけた記事だった。

「まず、とにかくバーッっと書いてみる」

確かにそうかもしれない。
この記事の中で言及されているように、私自身が「人に読まれること」に囚われ過ぎていてまともに書けないことの方がはるかに多かったのだ。(特にブログ立ち上げ当初は収益化を意識していたので尚更である。)


そんな中でこの記事を読み、「直接PCに向かうよりも思いの丈を著しやすいかもしれない」と思い立つ。
敢えてノート等は準備せず、処分しきれていなかったカレンダーの裏につらつら書き始めた。
すると、思った通り。手書きで文章を書いているとウソのように文章が捗るのである。

 

滞りがちだったブログの更新が、月2,3本は確実にできるようになった。
ネットに上げる記事は一応選抜しているので、実際はその倍とはいかなくても1.5倍くらいは書いている。
その位、割と数を書けるようになったという実感がある。

 

手書きの何がよいかというのは、やはり始めからキチンと書かなくていいこと。
後からPC(スマホ)上で修正・肉付けしていけばよいからだ。
それ以上によいのは「文章に気持ちを乗せやすい」ということだ。只々ペンの走るままに著しているのだから、当然である。
PC(スマホ)にデータとして移すと、一読者として客観的に眺められるので修正加筆もやりやすい。
「なんでこんな単純なことで…?」と思うが、意外とそうしたものである。

 

手書きで著すのはよいが、問題は裏紙に書いた「手書き文字の取り込み」である。
始めのうちは、ご丁寧にワープロ検定さながらの手入力をしていた。時代は21世紀を超え令和である。時代錯誤も甚だしい。
そんな20世紀に取り残されたかのような私の様子を見かねた旦那さんが、「今は文字認識のいいアプリが色々出てるから、そういうの使った方がよくない?」と提案して貰い、半信半疑で使うようになった。

多少のエラーはあるものの、ほぼ誤差なく認識してくれる。只々極楽。手入力とは何だったのか。技術の発展、そしてAIの普及とは素晴らしい。
バカでかいスキャナーで認識していた○年前とは大違い。しかもアプリは無料。手書き派には願ったり叶ったりだ。(あとは自分の字を走り書きではなく、丁寧に書けばより読み込み精度はさらに上がり楽ができるだろう。)


イマイチ書いて楽しくないし、書けないと思っている方がいるとしたら、だまされたと思って「手書き」を試してみてほしい。文字認識アプリがいろいろ出ているので、自分の合うものを探してみたらよいと思う。

因みに私が使っている文字認識アプリはこちら。

撮るだけ文字認識

撮るだけ文字認識

  • Takashi Tomoto
  • 仕事効率化
  • 無料

apps.apple.com

play.google.com


データとして取り込んだ文章は、おなじみ「Evernote」を使っている。

 

「人のため、世のため」に発信しようと思うと気負ってしまうと、なかなか書けないものである。前述通り、収益化のための記事を書こうとしていた私もそうだった。
このあらゆる「ため」は後からついてくるものであって、その前に、「文章を自分が書きたいと思えること」「文章を書くこと自体が楽しいと思えること」が大前提ではないかと思っている。

 

以上が「私がラクに書ける」と思う方法である。
まあ、紹介してみたものの、実にありきたりで全く変わり映えしない。ベタ過ぎるくらいベタである。
少しでも期待してくださった方には本当に申し訳ない。ごめんなさい。

 

ただ、どの文章術の本にも書かれていることは、結局は「とにかく書く」ということ。これに尽きるのだ。
迷ってる方、悩んでいる方。とりあえず深いことは考えず、チラシの裏でもいいので、まず書いてみることを全力でお勧めする。

 

「気持ちの乗った文章」は、必ず誰かの元に届くはずだから。

 


因みにキャッチアップ画像は、この記事の手描き文章を使っている。余りにも走り書きが過ぎるのでモザイク処理をせざるを得ない……。