点数のつけられない日々〜ひとおおい

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この3連休は珍しく出ずっぱりであった。

 

初日こそ、地元で「映画をはしご」程度だったが、2日目・3日目は少し遠出をした。
本来ならば宿泊を要する「とある予定」でだったが、先方の都合により「とある予定」をキャンセルされてしまったのである。

 

先方の都合にどうこう言うつもりは毛頭ない。
宿泊もキャンセルしようと思えばできないことはなかった。
しかし「折角の宿泊予約をキャンセルするのも勿体ないね」という話になり、「じゃあこの際だから行ってみたいところがある」という旦那さんのリクエストに応えて出かけることにしたのだ。

 

 

「どこに行ったか」という具体的な行先は、敢えてぼかす。
旦那さんのリクエストは各所から評判高い「温泉施設」であった。
私もそれとなく聞いたことのあるくらいの有名所である。とにかくお風呂とサウナがいいらしい。
「とある予定」は「温泉施設で癒される」ことに置き換わった。

 


その「温泉施設」には初めて出向くので、ある程度前情報は入れておいた。
私たち夫婦はそれなりに各所温泉施設には行っている方だと思うので、前情報を入れておけば問題はないだろうと考えていたのである。
しかし前情報では拾えない、生の情報が現地には転がっていたのだ。

 

 

そう、それは「人混み」である。

 

 

期待値高く出向いた温泉施設は全国的に評価が高く、お昼過ぎに辿り着いたにも拘らず、駐車場はほぼ満車。他県ナンバーだらけの中で、何とか私たちの車も停めることができた。
駐車場がこんな感じなので、当然ながら脱衣所も浴場も休憩所も併設の食堂もどこもかしこも人・人・人・人・人……。

多いだろうとは予想はしていたが、ここまでとは考えも及ばなかった。
寿司桶にびっちり詰まっているオードブル寿司さながらなのである。

まあ、前の3連休は猛烈台風のせいで何もかもが足止めを食らった人が多いだろうから、この機会を逃すまい!と考えてしまうことは必然である。


温泉自体は悪くなく、普段入ることはほぼない水風呂で心地よくさっぱりするということもできたので、満足度が低いわけではない。
ただ人が多すぎたのだ。

 

私の気質上、初めて行く場所はどんなところでも状況的にどうしてもストレス値が上がってしまう。いつもならストレス値が上がるだけでどうにかなるのだが、今回は「あの」人の多さにとどめを刺された感じだった。

私たち夫婦もその一端を担ってしまっているので、大きな声で言える筋合いは到底ない。
しかし……ただ、もう少し、ゆっくりしたかったというのが本当のところ。
一瞬空いたタイミングを逃さず、食堂で夕飯を頂いて、逃げるように施設を後にするしかなかった。

 

一番行きたがった旦那さんですら人の多さに流石にうんざりしたようで、「今度来る機会がありそうなときは絶対平日にしよう」と誓いを新たにしたようだ。

そんな連休2日目でも、連休3日目の帰り道で訪れた神社で心洗われ、美味しい蕎麦にありつけることができたのは救いだった。(やっぱり人は多く、そば店にも並ぶことにはなったが。)

 

只々人の多さを久しぶりに感じ、アグレッシブに動いた日々だった。

ただ、その反動は著しく、数日たった今でも疲弊があからさまになる感じになってしまった私自身がやっぱり一番残念なのである。

 

私のような気質は旅が負担になることが多く、今回も旦那さんにも随分配慮して貰った。にも拘らず、このザマなので毎回申し訳なく思う。

 

……ま、楽しかったことには変わりないことだけは明記しておく。