年の瀬にやってしまった。
ぎっくり腰である。
これまでぎっくり腰は何度となく経験しているので、体感としてはまだこれは軽度の方だと思う。まだ何とか歩けているので。
なので正確には「ハードな腰の筋肉痛」という感じだろうか。
今朝起きたばかりの頃は「少し痛むなあ」くらいだったのが、朝食の仕度をして食べて、洗濯物を洗濯機にかけて、ちょっとPCを触っているうちに「何かちょっといつもの痛み方と違うぞ」という不穏さが頭をよぎる。
洗濯機が仕上げてくれた洗濯物を干す頃にはミシミシ痛む感じに変わっていて、「いよいよヤバいのかもしれない」と思いつつ、仕上がった洗濯物を手早く干す。
…つもりだったが、スタスタ歩くことができないし、屈むと痛みが出るしで、少しもたついてしまう。
この後、本当なら所用で出かけるつもりだった。しかも自転車で。
ただ、出かけてしまうと「本物のぎっくり腰」になるだろうという確信しかなかったので、取りやめることにした。
リビングの椅子に座っていることもよろしくないようで、昼食を軽く済ませてからは、とりあえず手持ちの鎮痛剤を飲んで安静になるため横になった。
そもそもなんでこんなことになったのかという原因を考えてみる。
思い出されるのは、昨日のお風呂上がりに「ながら筋トレ」的なことをやりすぎたこと。恐らくこれが原因だろう。
このご時世も相まって、増加気味だった体重が更に増加したこともあり、本気で減量していかないとまずいなと思って始めたのが、その「ながら筋トレ」である。
一昔前に流行ったコア●ズムの基本プログラムの一つを歯を磨きながら、髪を乾かしながらやることをまだ1ヶ月そこらではあるが、地味に続けているのだ。(ほんの少しではあるものの結果は出始めていてワーイという感じw)
ただ、やり過ぎると絶対筋肉痛で動けなくなるからと思い、10回やっては休みみたいな感じで負担をかけないようにしていた。
しかし何を思ったのか、昨日は「歯磨きが終わるまで」「髪を乾かし終わるまで」やってしまったのである。
いつもよりしっかりめに筋トレをやり遂げたことでいつも以上に達成感をもたらし、たまらなく満たされた。
気持ちスッキリでストレッチをしてその晩は床についたのだ。
そして今日である。
昨日の10分程度でこの有様…。
日頃の運動不足と弛んだ身体にやり遂げた達成感が牙剥き出しで襲われる様な感覚だ。
今、この記事を布団で横になっている中で書いている。
鎮痛剤が効いてきて、だいぶ痛みは引いてきているが、寝返りを打つとミシッと来るので油断ならない。
急に寒くなったり、ちょっと詰めて年末の掃除に精を出したりしてしまったからだろうか。
それに輪をかけて筋トレが響いてしまったのか。
正直やらかしてしまった自分に失笑すら出ない。
明日以降はおせちやお雑煮の為の仕込みをするつもりだったが、状況次第ではそうもいかないかもしれない。
独身最後の年の瀬も本気のギックリ腰を引き起こし、これ以上だった。あの時は一人で食事の仕度をするのもやっとであった。
暫く引き起こしてなかったのに、またよりによってこの時期に引き起こしてしまうとは痛恨の極みである。
ただ、今は旦那さんがいて、今日の夕飯はお弁当にしようと言って貰え、買ってきてくれるという。
独身最後でやらかした自分と今のこの状況の自分を労わり、旦那さんに感謝しつつ、今日は大いに甘えることにする。
