今、はてなブックマークで話題になっている「演劇制作」についての記事をちらっと読んで、何故か思い出した人がいて何気なく検索をした。
詳しく書くと身バレしてしまう恐れがあるので、敢えてぼかして書くが、
私と同じ辺境の田舎から、ちょっとしたチャンスを見逃さず、確実にステップアップした結果、アメリカ進出を果たし、世界で活躍する「アーティスト」がいる。
私は子どもの頃、その人から教わっていたことがあった。
大人になって、その人と会う機会があり、言葉も交わしたことがある。
ただ、その人はもうとても良い意味で「世界の人」になっていて、子どもの頃お世話になっていた私が知っている「先生」ではもうなかった。
割と身近にそんな大きく夢を叶えた人がいたこともあり、私自身いつまでも中途半端に理想を追い続けていたところがある。
ただ、その人と私が決定的に違ったのは、「覚悟」の重さなのだろうなあと思った。
そう思ったのは、検索で掘り下げていった際、その人の「バイタリティーはどこから来るのか」という事を書かれていた記事を見つけたから。
「それ」に対しての強い情熱と行動力、何より覚悟が第一だという。
子ども時代にお世話になっていた頃、その人の「情熱」を見せてもらったことがある。
子どもながらにその「情熱」に圧倒され打ち震えたことを、この歳になってもはっきり思い出す。と同時に、なぜこんな田舎で収まってしまわれているのだろう、勿体ないなと思ったのも事実。
でも、こんな教え子の心痛などをよそに、周りの理解もあり、その人はステージレベルを上げ、前述の通り世界に羽ばたくアーティストになっていて、知らない内にまた次のステージに進んでいたことを今日の検索で知ることとなった。
「覚悟」
同じ辺境の田舎で明暗を分けたのは、やはりこの点でしかないと思った。
今の生活に不満もなく、極めて穏やかに暮らせているので「明暗」とするのは違うのかもしれないが、
世界で勝負する人と市井に収まる人とするならば、やはり少しだけ…ほんの少しだけ羨望してしまう。
ただ、私には何にしても「覚悟」が足りない。足りなかった事を検索したことによって可視化された感じだ。
なんだかモゾモゾしている。
モゾモゾしているからこれを書いている。
モゾモゾが何なのか、私にはまだ分からない。