点数のつけられない日々〜うごく

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今日は朝からどうも「冴えない」。

 

寝起きに「冴えない」のはいつものことなのだが、時間が経つにつれ「冴えない」という感覚は薄れるものだからだ。

 

それが今日は昼前になってもサッパリしない。
やる事はそれなりにあるのにウダウダグダグダしたくなる。
そのまま午前中のうちから仮眠取ってしまおうかとも思ったが、やる事はあるのにそれはないなと思い直した。

 

「動かないから冴えない。脳はだらけようとするので、意識的に動いていかないと冴えていかない。」
ふと、そんな脳科学の専門家か何かの、前に読んだ記事を思い出した。

 

幸い天気もいい。しかもそんなに寒くない。

それなりにやる事の中に出かける用事もある。

 

自転車で外に出た。

 

先日雨が降ったその反動か、私より先に外は冴えまくっていた。

 

「冴えない」私に必要だったのは、太陽の光だったのかもしれないなあなどと思いながら、軽やかにペダルを漕ぐ。

 

ただ銀行関係の処理で近所に出かけた、ほんの数十分。
あのまま自宅でゴロゴロウダウダしても数十分。

 

サッパリしない私はもうどこかにかすめ取られていた。

 

ちょっとしたことで心持ちが変わるほど、私という生き物は想像以上に単純なのだなと思ったのだった。